自動巻き時計を正しくご使用いただくために

自動巻き時計は、内蔵されたローターが通常の腕の働きで回転し、ゼンマイを巻き上げる仕組みになっています。従って、腕の動きの少ない場合や、使い方によっては、時計を駆動させる為の十分な動力が得られず、ゼンマイの巻き上げ不足が生じ、その為に時計が停止したり、精度が乱れる事があります。

安定した駆動力を機械部分に伝達する為には、1日最低12~16時間ご使用下さい。特に、お買い上げの直後や、一度停止した後にご使用される場合は、必ずリューズを巻き上げ方向に10~15回ほどゆっくり回してゼンマイを巻き上げてからご使用下さい。

新作ブランド時計

『手巻き機構がついていない自動巻腕時計の場合は、ご使用する前に20~30回独楽(コマ)を回すようにしてから、腕にはめて下さい。』

また、自動巻き時計のゼンマイには、巻き上げ過ぎて、ゼンマイに負荷がかかる事のないようスリップ機構が付いており、無制限に巻き上げる事が出来ますが、一応20~30回を目安として巻き上げて下さい。

※デスクワークの人や運動量が少ないと感じた日には寝る前に数回ゼンマイを巻き上げると安心です。置く時は文字板上の姿勢で置いて下さい。立てた状態で置くと余り良くありません。